こんにちは♪
ご覧くださりありがとうございます。
今日は、カラダが楽になる抱っこひもの付け方
についてまとめました。
「抱っこひもを使うと、どこかしら痛くなるけどしょうがないよなぁ」って思っている方にこそ見ていただきたい記事です。
絶対、体の楽さが変わるから!!!
この記事を読むことで、
こういった不安や疑問を解消できます。
- 抱っこひもを使うと 肩や腰が痛くなる
- 赤ちゃんとのフィット感が足りない
- 落ちそうな感じがする
- 赤ちゃんの股関節脱臼が心配
記事を見ながら順番に調整していけば自分の体に合うように装着できるので、ぜひ!抱っこひもを用意して上から順に飛ばさずにやってみてくださいね。
さっそく解説していきます!
解説で使用する抱っこひも
- エルゴベビーADAPT
- 古いタイプのエルゴ
基本的に調整バックルのついているものであれば、ベビービョルンやアップリカなど他のメーカーのものでも同じように調整できます。
コニーやスリング、ベビーラップは調整の
やり方が違うのでまたの機会に!
メーカーや種類によって調整できるバックルの位置や数が違うので、そこは取り扱い説明書をご確認くださいね。
ではスタート!!!!
これから目指すあなたの姿
街中で見渡すと結構このパターンの方が多い気がします。

この写真だけ見ても「何がダメなの?」とピンとこない方も多いかもしれません。
では次に、これからあなたが目指す理想の抱っこひも姿勢を見て比べてみましょう。

並べてみると、赤ちゃんの頭の位置が全然違うことが分かりますね。
そして赤ちゃんの頭が下にある方はお母さんの姿勢も背中が丸まってしまって「なんだか重そう」な感じがしますよね。
あなたが目指すのは、下に載せた「赤ちゃんの頭とお母さんのお顔が近い」姿勢です。こうなるとあなたの体にかかる負担はグッと減ります。
全体の流れはこんな感じ
【装着前】
・肩ひもと肩ひもを繋ぐバックルを短くする
・そのバックルを肩ひもの真ん中の高さに調整する
・肩ひもを緩めにしておく
【体に装着する】
・ウエストベルトをウエストの位置で固定する
・赤ちゃんを高めの位置で抱き抱える
・肩ひものバックルをつける
・抱っこひもを締める
・赤ちゃんの姿勢を修正する
・再度抱っこひもを締める
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・抱っこひもの外し方
この順で説明していきますので、いつも使っている抱っこひもを準備して上から順にどうぞ!
下準備がめっちゃ大事!
「体につける前」の準備がとっても大切!
ここを怠ると、自分の体にあった抱っこひもの付け方にはなりません。抱っこひもを机の上か床に置いて、各バックルの長さを調整していきましょう。
1.肩ひもと肩ひもを繋ぐ紐の長さを短くする
肩ひもと肩ひもを「カチャン」と繋ぐバックルを調整します。ここはかなり短めにしておくことをオススメします。
ここが長くなっていると肩から肩ひもがずり落ちやすくなってしまうのでそれを阻止しようと肩に力が入ってしまって肩こりの原因になってしまいます。
ちなみに私は一番短くしています。
2.肩ひもをつなぐバックルの高さを真ん中にする
これも大切なポイント。
ここのバックル、上下に動くんです。
買ってきた時点で既に真ん中あたりになっている印象ですが、使っているうちにだんだん上の方(首寄り)に動いてしまうこともあるので必ず見直しておいてくださいね。
左右あるので両方が同じ高さになるようにしておきます。
3.肩ひもの長さを長めにしておく
これも大切。ここが短い状態だと、赤ちゃんを抱っこして実際に装着するときに背中のバックルに手が届かない状態になってしまいます。
抱っこひもを装着する前には必ず緩め(長め)にしておいてくださいね。
ここまでが抱っこひもをつける前の下準備です。
ここまでのチェック項目
☑︎ 肩ひもを繋ぐバックルの長さを短くした
☑︎肩ひもを繋ぐバックルの高さを真ん中にした
☑︎肩ひもを緩めておく
実際につけて調整する
ここまできたらあとは実際に装着しながら調整していきます。
1.ウエストベルトをつける
ウエストの一番細いところで、軽く締め付けて装着します。バックルのところに腰のサポーターがついている場合は必ずあなたの腰の真ん中にくるようにします。
そして、ウエストの一番細いところから少しだけウエストベルトを下にずらして、骨盤の一番高い部分(腰骨が手に引っかかる部分)に軽く引っかかる程度の位置で更に強くウエストベルトを締めます。
2.赤ちゃんを抱き抱える
最初にお伝えした理想の姿勢になるように、赤ちゃんは高めの位置(あなたの顔の近くに赤ちゃんのお顔がくる高さ)で抱っこします。
首が座ってない赤ちゃんはしっかりと首を支えてあげてくださいね。
3.肩ひもをつける
首が座ってない赤ちゃんは、あなたの体を少し反らすようにして赤ちゃんの頭を乗せてあげると、もう片手で抱っこひもを操作しやすいです。
装着前に肩ひもを緩めに設定していたので首の後ろでバックルを操作しやすくなっているはずです。
このとき、赤ちゃんをあらかじめ高い位置で抱っこしていますが、抱っこしていた位置より下に落ちてしまいますが気にせず進めましょう。
赤ちゃんが落下しないようにしっかり気をつけながら装着していきます。
4.抱っこひもを締める
赤ちゃんのお尻の部分を下から手で支えて、さっき赤ちゃんを抱きかかえていた位置まで引き上げます。
このとき、
赤ちゃんの位置を上に
↓
抱っこひももその分上に引き上げる
↓
肩ひもがたわむのでその分を引っ張る
という手順で行うと、赤ちゃんの重みで上に上げられない!!という状況を回避できます。
そしてもうひとつ!
エルゴベビーOMNI365やadaptを使用している方に限っての情報にはなりますが、このバックルを強く締めるには、一度奥にグッと引っ張ってから手前に引くと強く締め付けやすくなりますよ!ぜひお試しを!

5.赤ちゃんの姿勢を整える
これ、見逃しがちですがめちゃくちゃ大切。赤ちゃんの股関節脱臼を予防する意味でも絶対にやってください。
赤ちゃんのお尻のところに再度手を突っ込んで、背中がまんまるなCカーブになるようにお尻を少し前に滑らせます。
こうすることで赤ちゃんの股関節がしっかりと曲がります。
6.再度抱っこひもを締める
赤ちゃんの姿勢を変えると少しだけ赤ちゃんの位置が下に下がりやすくなるので、もしフィット感に余裕があるなと感じたら再度抱っこひもを締めるとようにしてみてくださいね。
ここまでのチェック項目
☑︎ ウエストベルトはウエストで固定していますか?
☑︎ ウエストベルトはたわんでないですか?(下図参照)
赤ちゃんのおでこにキスできる
赤ちゃんの背中がCカーブになっている
赤ちゃんのヒザの高さがお尻より上になっている

どうですか?
赤ちゃんとママの距離は近くなりましたか?
窮屈に感じないですか?
お互いが密着しつつも「苦しくなく快適に呼吸できる」ことが大切です。
さて、仕上げに抱っこ紐はずし方について解説して終わりますね。
4.抱っこひものはずし方
いま、抱っこひもを外すためのバックルの位置が背中の真ん中あたりにあるはずです。それが最初にお伝えした「理想の姿勢」そのものです。
なんだかバックルの位置が首寄りだな??と思う方は装着前の設定(2の部分)からやり直すか、赤ちゃんの位置が低くなっている可能性がありますのでそこを見直してみてください。
さて、外し方ですがいまのままでは背中のバックルに手が届かないので、バックルに手が届くようにしていきます。
肩ひもを緩める
ここのバックルを動かすことで肩ひもを緩めます。赤ちゃんの重さでスルスルと肩ひもが緩むので、首の後ろに手を回してバックルを外しましょう。
一手間に感じるかもしれませんが、この『肩ひもを緩める』ことをしておくことで、次回抱っこひもを使うときに、わざわざ肩ひもを緩めるということをしなくても良くなるので必ずこの手順で外しましょう!
さて長くなりましたがこれで終わりです!
無事抱っこひもは装着できましたか?
以上のことはこの動画にまとめています。
文章と画像だけでは分かりにくい!って方はぜひ動画を見ながら調整してみてくださいね。
最後に
毎回同じ人が抱っこ紐を使うのであれば「装着前の長さ調整」は省いても大丈夫です。
しかし、ママとパパで使いまわしている場合は必ず個人に合わせて調整を。
また、どうしても紐は使うたびに緩んでいきやすいので、「ゆるいな」と思ったり「フィット感が足りない」と感じた場合は「装着前のひもの長さ調整」から行うようにしてみてくださいね。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
わたし自身、長女がずーっとベビーカーが嫌いで、出かける時には必ず抱っこひも。家にいる時も家事をしながら抱っこひも……という生活をしていたので、いろんな抱っこひもを使ってみたり付け方を工夫してみたりと、自分の体が楽になるためにとにかく試行錯誤を繰り返しました。
今日お伝えした付け方は、手間が多くて難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが慣れればどうってことないです。ご自分の体を守るためにも、赤ちゃんの体を守るためにも、ぜひ抱っこ紐のつけかたを見直してみてくださいね!
わからないことなどあれば、いつでも各SNSやメールからでもご質問くださいね。
少しでもママとパパのからだが楽になりますように。