起業・復業

本当は産婦人科で理学療法士として働きたかった

こんにちは!

医療職女性のキャリア起業サポートをしている徳嶋美希です。

今、私は自宅起業で「医療職の資格を活かしながらも家族時間を大切に自分らしく働きたい」という医療職女性のサポート業を行っています。

ですが、起業する1年前まで理学療法士として整形外科クリニックで産後リハビリを行っていて、夢は「産婦人科で理学療法士として働くこと」だったんです。

 

実際に、私が整形外科クリニックでの仕事を離れることになった少し前には、産婦人科でまずはママ向けの身体ケア教室を初めていく話も出ていたんです。

 

だけど私は今、自宅でパソコン1台で仕事をしています。

 

夢が起業になったの?

叶わないと思って諦めたの?

そう思う方もおられるかもですが、そうではないんです。
今も心の中で産婦人科で働く憧れは、実はまだ残っています。

それに、ウィメンズヘルスを学び始めた11年前の私が、産婦人科に関わる話を蹴って(なんか偉そうな言い方になっちゃう)起業してるって聞いたら、びっくりするんだろうなぁって私自信も感じます。

何がそうさせたのか?

それはプロ意識と、私の価値観です。

プロ意識が強い理学療法士だった

私は今、理学療法士になって12年目のようで。。
(※年数だけ増えてくの怖いね)

現場に出ている期間の半分以上、整形外科クリニックで働いていました。

最後の3年は長女を育てながらクリニックで働いていたのですが、この3年が大きな転機だったんです。

学生の頃から勉強も実技もできる方ではなく、実習も国試もなんとかすり抜けたタイプの人間でした。

だけど理学療法士になってからは、理学療法の楽しさに気づき、休みの日は勉強会、平日も朝早くから夜遅くまで働く。

「とにかく修行だ!」
と言い聞かせて理学療法にどっぷりと打ち込んでいました。

そんな感じで、どっぷりと打ち込める環境で理学療法士として働いていたところから一変して、出産して母親に。

 

そうすると、
・子どもの体調不良
・自分自身の疲れ
・家事育児に追われ続ける毎日

でなかなか理学療法だけに集中するのが難しくなります。

大切な我が子が熱を出している横で、「理学療法士としての自分の価値が下がっていく」そんな気持ちになってしまい、母と理学療法士のバランスが取れずモヤモヤしてしまう自分がいました。

母である私は、子どものそばにずっといてあげたいし、病児保育にも行かせたくない。体調が芳しくないのに騙し騙し保育園に連れてくのも嫌。

そう思っているのに対し、

理学療法士である私は、次来られる来週は、症状どうなってるんだろう?可動域悪くなってるかな?疼痛悪化してないかな?私が担当だと、患者さんの回復を遅らせてるんじゃ…

そんなふうにずっと頭の中で二人の私が戦っている状態でした。

 

そんなモヤモヤってみんな戦ってるもんだと思い込んでいたんですが、一般事務の友人ママに、「それはプロ意識が高いからだよ」「無理だと思ったら休むし、そこまで気にしない」って言われてハッとしました。

もちろん性格の違いもあるでしょうけど、私にとって理学療法士である自分は、理学療法に打ち込める環境に身を置くところから始めたいんだなって気づいたんです。

母としての理想も高かった

一方で、私は「母親としてこうありたい」の理想も高いことに気づきました。

・毎日、一汁三菜の食事を作りたいし
・子どもの目を見て話をじっくり聞いてげたい
・子どものペースに合わせて子どもの成長をそばで見守りたい

書き出したら止まらないほどたくさんあります。

 

仕事と育児のバランス。

すごく悩みました。
理学療法士としてのキャリアが断絶される恐怖

だけど、

「母親である自分を目一杯楽しめる状態でありたい」

それが今の私の正解だと思っています。
子どもたちが成長した10年後は理学療法士である自分が正解になっているかもしれません。

だけど、そんな先の未来の価値観を今から予想できるわけじゃない。
だから、私は「今」を大切にしよう

そう思って起業の道を選びました。

起業って働いた分お給料をもらえるわけじゃないし、勝手にお客様が来てくれるわけでもないから正直言って、大変です。

だから「楽に稼げそうだから起業しよう。」は不正解で、楽に稼ぎたいなら雇用の方が絶対にいいです。

 

だけど、妊娠出産という人生の節目に女性は「このまま働いていていいのかな?」って働き方も、人生も、見直す人がすごく多い。

それって、ワーママになったらすぐに“母親としての自分”、“仕事人としての自分”の割合を考えなきゃいけない状態になるから。

 

働き方の正解は、起業だけではありません。

・自分がどういう人生を送っていきたいか
・どうあることが幸せなのか

で働き方の選択肢は変わってきます。

 

まずはあなたがどう生きたいのか?に向き合ってみてくださいね。

私が提供しているCBSというサービスの中にも、この「生き方」「価値観」を紐解きながらあなたに最適なキャリアを描いていく2ヶ月コースがあります。

そこからさらに起業をサポートしていくコースもありますが、まずは“今”のあなたの気持ちを整理することから始まります。

一人で働き方に悩んでいる方はぜひ個別相談にいらしてくださいね。

そのモヤモヤは一人だけで抱えなくて大丈夫です。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。